Frequency Feeling... - 機械式腕時計のファンブログ

なぜ高いお金を払って機械式腕時計を買うのか

以前、「高級腕時計に対する価値観」という記事でも書いたのですが、ほとんどの人が携帯電話、あるいはスマートフォンを持っている現代において、「単に現在時刻を知る」という用途だけでいえば、数十万円、あるいは数百万円もする機械式腕時計を持っている意味などほとんどありません。

でも私は腕時計が好きだし、実際に自分が買えるかどうかは別として、機械式腕時計が数十万円から数百万円以上することに全く違和感を感じません。実際に腕時計に全く興味のない人からすれば「そんな値段するの?」と言われそうな価格の腕時計も数本所有しています。

腕時計に何を求めるかは人それぞれだと思います。高級な腕時計を着用することにステータスを感じるという人もいれば、着用すること自体にはあまり興味がなくコレクターとして収集しているという人もいるでしょう。100人の腕時計好きがいれば、人それぞれ100通りの楽しみ方があると思いますし、腕時計の楽しみ方にどれが正解でどれが間違いといったことはありません。

私の場合は、これまた以前、「私が機械式時計にハマった訳」という記事で書いたのですが、元々機械いじりが好きだったことや、機械仕掛けの面白さ、そして機能を追求する中で生まれる機能美、さらに丁寧な仕上げを施された機械の美しさに魅力を感じるというちょっと変わった性格が原因で機械式腕時計にハマった経緯があります。

だから例えば高級な腕時計を購入して優越感に浸りたいといった感覚は全くなく、値段が高ければよいとも思いません。純粋に製品としてのデザインや機能的に自分が素晴らしいな、ぜひ自分の手元に置きたいなと思ったもの、そして少しだけファッション的観点から自分に合うと思った腕時計にお金を使ってきました。もちろん私は大金持ちではないので、本当にいいなと思っても実際に買えるとは限らず、むしろ憧れのままで指をくわえて眺めているだけのものが圧倒的に多いわけですが。

ではどういう製品が自分にとって魅力的に映るのかというと、これは腕時計に限らず洋服でも車でも、例えばパソコンでも携帯電話でも、世の中の製品すべてに言えることなのですが、機能や素材、あるいは仕上げの細部にこだわって作り込まれた製品なんですよね。そこをきちんと突き詰めた製品はやはり美しい。それにはどうしてもコストがかかるので価格も高くなってしまいますが、一方でコスト削減のみを重視して大量生産される製品にはない美しさがそこにはあります。

私は人生の中でなるべくそういう製品たちに多く触れてみたいし、同じ腕時計に関わるのであれば、手に入れることで自分の心が豊かになる、気持ちが上がる腕時計に時間とお金を使いたい。要するにそれが私の価値観ということです。

これ、腕時計に限らずある分野にこだわりのある人なら皆さんそうではないかと思います。例えばファッションが好きな人が洋服やアクセサリーにこだわるように、魚釣りにハマる人は釣り竿にこだわるでしょうし、ゴルフをやる人がゴルフクラブにこだわったり、作家さんが万年筆にこだわったり・・・・・・ ありますよね、よい製品や道具を手に入れたことでその分野に対するモチベーションがより一層高まったり、それが巡り巡って仕事やプライベートを充実させたりといったことが。私の場合はそういったもののひとつが腕時計だったというわけです。

余談ながら、腕時計に数十万円払うなんて信じられないよと思うなら別に無理をして買う必要はないと思いますが、もし少しでも興味を持ったのなら、まずは無理のない範囲で少しだけよい機械式腕時計(初めてなら30万円~50万円くらいの価格帯がお勧めです)を買ってみるものよいかもしれませんよ。

頑張って購入した腕時計は大事に扱うでしょうし愛着もひとしおです。そしてやはり比べてみれば数千円や数万円で買えるような安物の腕時計とは素材、各パーツの仕上げや細部の美しさに大きな差があることに気がつくと思います。それがいいなと思えたり、愛着のある腕時計を着用することで少しでも自分の気持ちが高まるのであれば、腕時計にハマる素質(?)があるかもしれませんね。

それから、腕時計に興味を持って、まずはどんなブランドや腕時計があるのか知りたいなという人は下記の記事でまとめた各ブランドのInstagramなどを眺めてみるのもお勧めです。

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