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タグ・ホイヤーのスマートウォッチ「コネクテッド(Tag Heuer Connected)」にローズゴールドケース仕様が登場

このブログでは基本的に機械式腕時計しか扱わないのですが、たまには例外を。

タグ・ホイヤー(Tag Heuer)が2015年に発表したスマートウォッチ「コネクテッド(Tag Heuer Connected)」は、スイスの高級腕時計ブランドが初めて発表したスマートウォッチということで話題になりました。

今回、その「コネクテッド」に、新たにK18ローズゴールドケース仕様のハイエンドモデルが追加されました。国内定価は、1,120,000円(税別)。内部スペック等はベーシックモデルと同様で、ケースのみローズゴールド仕様になっただけですので、後述するベーシックモデルとの価格差はこのケースの価格差ということになりますね。ストラップはブラウンのカーフストラップになります。

タグ・ホイヤー コネクテッド ローズゴールド

タグ・ホイヤー コネクテッドの基本仕様

ベーシックモデルの「コネクテッド」は46mmサイズ(厚さ 12.8mm、重さ 52g)のチタン製ケースを採用。このチタン製ケースは「IP6」相当の防水/防塵性を誇ります。内部スペックとしてはIntel社製 1.6GHzデュアルコアCPU、メインメモリ1GB、ストレージメモリ4GBを搭載。ディスプレイには1.5インチの半透過型LTPS液晶ディスプレイ(解像度 360×360、240ppi)を採用したタグ・ホイヤーが発売した初のスマートウォッチです。

このベーシックモデルの国内販売価格は170,000円(税別)と、スマートウォッチとしてはかなり高価なモデルといえます。機械式腕時計の価格を見慣れている方にとっては低価格帯といえる価格だと思いますが。

ストラップはラバーで、カラーは7色(グリーン、ブルー、オレンジ、レッド、ホワイト、ブラック、イエロー)から選択可能です。グレード2チタニウム製フォールディングバックルとセーフティプッシュボタン付き。その他、チタニウムブレス、またはカーフスキンのストラップも選択可能ですが、価格が通常モデルより2万円上乗せ。

スマートウォッチとしての性能は概ね一般的だと思います。厳しい言い方をすれば、「タグ・ホイヤーが発表した」ということがなければ、他に大きく目を引くとことはないかなという印象。

1、2年で陳腐化するスマートウォッチにどう付加価値を付けるか

スマートウォッチは、要するにスマートフォンなどと同じで、数ヶ月から数年で新しい技術が次々と投入され、プロセッサやメモリ容量の標準的な性能が向上することで、1、2年前に購入した機器の性能は、最新の機器に比べて性能が大きく劣ることになり、結果として短期間で時代遅れ、ほぼ無価値になり買い換えの時期を迎えてしまうのが常です。

機械式腕時計なら、メンテナンスを適切に行うことで、数十年、本当の高級機種なら100年を超えて使い続けることが可能ですが、電子機器はそうはいきません。数年で買い換える前提の、数万円程度の価格帯で販売されているスマートウォッチならともかく、数十万円、数百万円をスマートウォッチに支払うというのは、あくまで個人的な意見ですが、正直あまり合理的な行動とは思えません(まぁもちろんご本人がよければそれは他人がとやかく言うことではないのですが)。

実は私も「コネクテッド」がリリースされた際、実際にタグ・ホイヤーのブティックに現物を見に行きました。確かに作りはしっかりしていましたけど、正直それに17万円払おうとは思いませんでした。私なら「Apple Watch」買います(実際に持っていますけど)。

話題性で購入する人はいると思いますが、余程タグ・ホイヤーブランドのファンだという方以外は買う意味はあまりないし、買ったとして満足度低いんじゃないですかね。なので「コネクテッド」が発表されたとき、このブログでも特に取り上げず、カシオから発表されたスマートウォッチ「Smart Outdoor Watch WSD-F10」の方を取り上げたくらいですし。

タグ・ホイヤーもその辺は理解しているようで、少し変わったアフターサービスをこの「コネクテッド」に設定しています。それは、「コネクテッド」の2年保証が終了後、追加料金(現時点での案内では1,500米ドル)を支払うことで、スペシャルエディションの「カレラ」に交換することができるというもの。

1,500ドルというと、現在(2016年11月時点)の為替レートで約15万円。「コネクテッド」購入の17万円とあわせて、32万円でカレラが手に入るということになります。交換できるのがどのモデルなのかが発表されてないのでわかりませんが、キャリバー 6 搭載の「Ref.WV5111.FC6350」で、国内定価が36万円ですから、多少はお得な感じはしますが、2年後の為替レートや国内定価の変動がわかりませんので、なんとも言えませんね。

とまぁ、ベーシックモデルですらこんな感じの状況で、100万円を超えるローズゴールドケースモデルが売れるのかはわかりませんが、世の中にはお金持ちは沢山いますから、ある程度は売れるんでしょうね。

「Apple Watch」も第1世代の発売時、「Apple Watch Edition」というK18ゴールドケースモデル(販売価格 128万円~218万円)をラインナップしていて、一部のお金持ちは購入していたみたいです。結局、先日発表された第2世代(Series 2)ではゴールドケースモデルは廃止され、高級モデルとしてはセラミック製ケースを採用したモデル(38ミリモデル 12万5800円 / 42ミリモデル 13万800円)がラインナップされるのみとなってしまったので、要するに売れなかったんだなというのはなんとなく想像がつきますが......

「コネクテッド」のローズゴールド仕様についても、大量に売れるなんてことは最初から想定されていないでしょうし、そもそも我々のような一般人はそもそも相手にしていない、お金持ち向けのラインナップだと思いますので、それでよいのだと思いますが、(素材がほとんどとはいえ)これだけ高級なデバイスが、たった2年程度でお払い箱になると思うとちょっともったいない感が強いなと思った次第です。

なんか「コネクテッド」を酷評して終わりみたいな感じになってしまいましたが、ベーシックモデルについては、ちょっと奮発して他人とはかぶらないスマートウォッチが欲しいという方には向いていると思いますので、ブティックで実物を見てみるのもよいかもしれませんよ。

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