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低価格で楽しむ機械式腕時計のすすめ - まずは機械式腕時計を体験してみよう

この記事は「腕時計 Advent Calendar 2016」第4日目の記事です。

腕時計のファンブログ、特に機械式腕時計だけを扱うブログをやっていると、やはり気になって取り上げてしまうのは有名ブランドの新作や話題。

パテックフィリップ(Patek Philippe)をはじめとした3大ブランドの話や、ロレックス(Rolex)やオメガ(Omega)といったスイスの高級腕時計ブランドの話題がどうしても多くなりますから、すでに腕時計の話題に精通されていて、腕時計が好きな方にとっては普通の話題でも、そうでない方にとっては高い腕時計の話題ばかりだなと思う方もいらっしゃるでしょう。

過去には「アンダー50万円の機械式腕時計セレクション」のような記事も書いていますが、一般的に有名ブランドの機械式腕時計の相場はこのくらいの価格帯(ミドルレンジといわれる 25万円くらいから80万円くらいまでの価格帯)がひとつのボリュームゾーンになっていて、ロレックスやオメガなど、一般的に知名度があって高級と言われるブランドの腕時計でも、エントリーモデルはこの価格帯で購入できます。

とは言っても、腕時計にいきなり50万円、60万円なんてお金を投じることができる人は限られていますし、腕時計が趣味の私の感覚でも、そんなに何本も簡単に買えるような対象ではありません。

もちろん、品質と価格のバランス的に、もし50万円くらいの予算があるならとても選択肢は広がるのですが、初めて機械式腕時計を買うという人にはちょっと冒険すぎる気もします。

まずは10万円、腕時計に使ってみよう

そこで、まだ機械式の腕時計を持ったことがないという人にオススメなのが、10万円以内で購入できるモデルから試してみるという入り方。

とにかく安くてもいいので機械式腕時計がどういうものかを体験してみて、面白いな、やっぱり機械式の腕時計はいいなと思えるのであれば、次のステップとして本格的なミドルレンジ以上のモデルを検討してみるのがよいのではないかと思います。

これは個人の感覚なのですが、今まで腕時計にそれ程大きな金額を投じたことがない人にとって、10万円といえども、相当な高級品に感じると思います。

普段からブランド物や高級品に慣れ親しんでいる人にとっては大した金額ではないかもしれませんし、年齢層によって感覚は違うとは思いますが、ごく普通の一般人が、時計にしろ、バッグや財布などにしろ、アクセサリー類にしろ、ファッション小物 1点に10万円出すという機会はそれ程多くはないと思います。

10万円も払って購入した腕時計であれば、恐らく相当大事にすると思いますし、身に付ける機会も多くなるでしょう。それによって機械式腕時計の扱いや特徴に慣れることができます。その反面、高価過ぎもしないので、不注意でちょっとぶつけたとか、洋服とすれて細かいキズが...... なんてことにも、それ程神経質にならずに使えるメリットもあります。

あまり気兼ねせず普段使いする機械式腕時計としては、このくらいのモデルから始めると気持ちが楽です。運転免許取りたての人がまずは親の車で練習するみたいなものですかね(ちょっと違うか)。

10万円以下で購入できるモデルが充実したブランド

ということで、私が個人的に思う、10万円以下で初めて購入する機械式腕時計を選ぶ際にオススメの腕時計ブランドをピックアップしてみます。

海外ブランド

国内ブランド

下記に、各ブランドごとにいくつかのモデルをピックアップして紹介してみましょう。

オリス(Oris)

オリス(Oris) BC3 アドバンスド デイデイト

オリス(Oris)は1904年創業の老舗ブランド。文字盤周辺に日付表示を配し、専用の針で日付を読み取る「ポインターデイト」(1938年)をはじめ、個性的なデザインや技術に特徴があります。

スポーティなモデルがお好みなら、オリスのパイロットウォッチコレクションから「BC3 アドバンスド デイデイト」(上写真)などは概ね10万円以下で購入できます。

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ティソ(Tissot

ティソ PRC200 オートマチック クロノグラフ

ティソ(Tissot)は1853年の創業以来、革新を続けてきた時計ブランド。低価格帯のラインナップにはクォーツムーブメントのモデルも含まれますが、機械式ムーブメントを搭載したモデルでも、10万円以下で多くの選択肢があります。

その中でも「PRC200 オートマチック クロノグラフ(PRC 200 Automatic Chronograph)」(上写真)などは、クロノグラフ機能搭載の機械式ムーブメント搭載モデルとしては破格とも言える、実売価格10万円で手に入るモデルとしてオススメです。

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ハミルトン(Hamilton

カーキ フィールド 40mm

ハミルトン(Hamilton)は1892年にアメリカで創業した時計ブランドで、現在はスウォッチ・グループ傘下で、主にミドルレンジ価格帯の腕時計を製造・販売しています。

ハミルトンといえば「ミリタリーウォッチ」。「カーキ フィールド(Khaki Field)」コレクションは1940年代に製作されたハミルトンのミリタリーウォッチをルーツにもつ、正当派ともいえるミリタリーウォッチコレクション。ケースサイズやストラップ素材の選択肢も多いので好みのモデルを選択できます。

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なお、前述したとおり、ハミルトンというとミリタリーウォッチのイメージが強いのですが、「ジャズマスター(Jazzmaster)」シリーズなど、エレガントな雰囲気をまとったフォーマル向けのコレクションもラインナップされています。

セイコー

セイコー プレザージュ SARW025

日本が誇るマニュファクチュール(ムーブメントをはじめ、腕時計のパーツすべてを自社で一貫製造するメーカーのこと)といえばセイコー(セイコーウオッチ株式会社)です。

セイコーの機械式腕時計の旗艦コレクションとしては、「グランドセイコー」で、これは腕時計好きなら1本は持っておきたい世界に誇るブランドですが、低価格帯のラインナップも充実していて、機械式腕時計の入門用モデルとしては、プレサージュコレクションなどがオススメ。

プレサージュには、「通常ライン」と、「プレステージライン(Prestige Line)」と呼ばれる少し高級機種のラインナップが用意されていますが、プレステージラインでも概ね10万円の予算で手に入れることができます。

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少し価格は上がりますが、プレサージュ プレステージラインから、限定で発売された琺瑯(ほうろう)ダイヤル仕様の「SARK001」については下記の記事でレビューしています。

また、「スピリット」コレクションにも機械式腕時計のラインナップがあって、たまにコラボレーションモデルなども発売されます。価格帯も低いので狙ってみるのもよいかもしれません。

オリエント

オリエント セミスケルトン

国内の時計メーカーというと、セイコー、シチズン、カシオなどがまずは思い浮かぶと思いますが、オリエント(オリエント時計株式会社)も歴史のある時計メーカーで、その高精度な時計作りの技術と、個性的なデザインを持ったラインナップは、昔から高く評価されています。

旗艦コレクションとしては「ロイヤルオリエント」という高級ラインから、比較的安価なモデルもそろえる「オリエントスター」などがあり、「オリエントスター」コレクションは品質と価格のバランス的に、初めて購入する機械式腕時計としてオススメできます。

その中でも「セミスケルトン(Semi Skeleton)」シリーズ(上写真)は、文字盤側から腕時計の心臓部であるムーブメントの動きを見ることができる構造になっていて、機械式腕時計好きの心をくすぐります。価格も手頃なので購入しやすいです。

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ちょうど前回の記事でオリエントスターのブランド誕生から65周年を記念した限定モデル 「モダンスケルトン WZ0331DK」のレビューを書いていますので参考まで。


実は私も本格的に機械式腕時計の世界にハマったきっかけは、10万円で買ったハミルトンの腕時計でした。機械式腕時計には、クォーツなど電池式の腕時計にはない魅力がありますので、まだ触ったことがないんだよねという方も、機会があれば機械式腕時計に触れてみてください。

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