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F.P.ジュルヌ、デジタル表示のジャンピングセコンドを搭載した最新作「ヴァガボンダージュ Ⅲ」を発表

F.P.ジュルヌ ヴァガボンダージュ Ⅲ

F.P.ジュルヌ(F.P. Journe)は、SIHH 2017において、同社の特別なモデル「ヴァガボンダージュ(Vagabondage)」シリーズの3作目となる「ヴァガボンダージュ Ⅲ(Vagabondage Ⅲ)」を発表しました。

「ヴァガボンダージュ」シリーズは2004年、オズワルド・パトリッツィ氏によって1974年に創業し、時計専門のオークションハウスとして著名な「アンティコルム(Antiquorum)」の創業30周年を記念したチャリティ・オークションのためにF.P.ジュルヌが製作したモデルが始まり。

F.P.ジュルヌとしては初めて採用したトノー型ケース -F.P.ジュルヌが「Tortue®(トルチェ / フランス語で亀を意味する)」と呼ぶ亀甲形ケース- が特徴。

このオークションの成功をうけて2006年に発表された「ヴァガボンダージュ」はプラチナ製ケースモデルが69本、バゲット・ダイヤモンドセットのプラチナケースモデルが10本という限定モデルでしたが、瞬時に世界中の時計愛好家達の手に渡り、伝説のモデルとなっています。

その4年後となる2010年に発表されたのが第2作目となる「ヴァガボンダージュ Ⅱ」。ケースデザインは第1作目を踏襲しつつ、スモーク・サファイヤクリスタルの文字盤に、瞬時に切り替わるデジタル表示窓(ジャンピングアワー)と、12時位置にパワーリザーブ表示、6時位置にスモールセコンドを搭載した特徴的なデザイン。

この「ヴァガボンダージュ Ⅱ」はプラチナケースモデルが69本、レッドゴールドケースモデルが68本、さらにバゲット・ダイヤモンドセットのプラチナケースモデルが10本の限定モデルでした。

F.P.ジュルヌ「ヴァガボンダージュ」シリーズ

そして、今年発表されたのが、第3作目となる「ヴァガボンダージュ Ⅲ」。

ケースデザインは前2作を踏襲した「Tortue®」ケースを採用(サイズは45.2mm × 37.6mm × 7.84mm)。スモーク・サファイヤクリスタルの文字盤にデジタル表示窓というデザインも前作を踏襲していますが、驚くべきは第2作目で6時位置にあったスモールセコンドを廃止した上で「秒」表示をデジタル表示窓にしていること。

秒針を1秒ごとにステップ運針させる「ジャンピングセコンド」はA.ランゲ&ゾーネをはじめ、いくつかの高級モデルで採用されている複雑機構ですが、「ヴァガボンダージュ Ⅲ」はこのジャンピングセコンドと、デジタル表示を融合させた「デジタル・ジャンピングセコンド」とでもいえる機能を搭載しているという点が斬新。この機構は機械式腕時計において、世界で初めて採用された表示方法です。

9時位置のデジタル表示窓が「時」、「分」は中央の針で表示され、「秒」が前述の通り瞬時に切り替わるデジタル表示。パワーリザーブ表示は1時位置に設置されます。

この「デジタル・ジャンピングセコンド」機能がわかりやすい動画を腕時計メディア「Hodinkee」が公開してくれていましたので下記に紹介しておきます。

搭載されるムーブメントはF.P.ジュルヌ製手巻きムーブメント「Cal.1514」(32石、21,600振動/時)、パワーリザーブ約40時間。K18ピンクゴールドの地板や受けはコート・ド・ジュネーブ、ペルラージュ仕上げが美しい仕上がりになっています。

プラチナケースモデルが69本、レッドゴールドケースモデルが68本の限定生産。販売価格は現時点で未定ですが、第2作目の「ヴァガボンダージュ Ⅱ」が日本円で560万円程でしたので、それ以上の価格にはなりそうですね。

F.P.ジュルヌ製手巻きムーブメント「Cal.1514」(32石、21,600振動/時)

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